【岡山中央支部】岡山中央・岡山西支部合同研修会開催報告(R7.11.18)

令和7年11月18日、岡山中央支部・岡山西支部合同研修会が開催されました。講師に北澤不動産コンサルティング代表の北澤秀樹氏(不動産鑑定士)をお招きし、「改正建築基準法等による不動産取引の留意点」と題して、既存住宅の媒介・買取再販実務への影響についてご講演いただきました。出席者はオンラインで172名、岡山プラザホテルで55名、合計227名でした。
本年4月から完全施行された改正法では、原則全ての建築物への「省エネ基準適合義務化」や、木造2階建て等の審査省略制度(旧4号特例)の廃止・見直しなど、我々の業務に直結する重大な制度変更がなされました。 北澤先生からは、特に既存住宅のリフォームにおいて、予期せぬ確認申請が発生するリスクや、検査済証のない物件の取扱いの難しさ、また「建築基準法」と「住宅ローン減税」の要件のズレなど、実務上の落とし穴について詳細な解説がありました。
法改正により、物件調査や重要事項説明の難易度が一層高まる中、建築士等専門家との連携や正確な知識の習得が不可欠であることを再認識する機会となりました。多数の会員にご参加いただき、実務への関心の高さがうかがえる有意義な研修会となりました。