【岡山南支部】H27.2.18青年部講演会開催報告

 平成27年2月18日(水)岡山市サウスヴィレッジファーマーズハウス1階ホールにおいて、
岡山南支部青年部初の講演会を開催しました。他支部成年部、一般の方々にもお声掛け
をし、出席者は合わせて28名でした。
 講師には司法書士の高野佑介様、同じく司法書士の原英信様お二方をお招きし、「これ
からの相続対策」〜家族信託活用法〜という題目で以下のようなご講義をいただきました。

1.信託とは・・・信託とはある人(委託者)が自分の財産を信頼できる人(受託者)に託して
名義を移し、この託された受託者が、その財産を一定の目的に従って管理活用処分し、そ
の中で託された財産や運用益を特定の人(受益者)に給付しその目的を達成する制度で
ある。
2.信託は文字通り「信じて」「託す」ものであるから、託す人と託される人の間に信頼関係
が不可欠である。
3.信託は、今まで遺言等では実現不可能であった親から子、子から孫へという数世代に
わたる資産承継を可能にするなど、財産管理や相続対策に新たな可能性をもたらす制度
である。
4.信託はまだまだこれからの制度であり、さらなる研究や実務の積み重ねを要する制度
であるが、無限の可能性を秘めている。これからも研究を重ね新たな財産管理の手法とし
て確立する必要がある。

 講義後に質疑応答に移りましたが、出席者からは積極的な質問多数あり、有意義な講演
会になったと思います。