【備中支部】H29.4.24 第1回支部研修会開催報告

平成29年4月24日(月)午後2時より井原市民会館3階にて、第1回目の支部研修会を開催致しました。
出席者は65名でした。

研修内容は、「少額訴訟・建物明渡訴訟・強制執行手続き」について、講師に 司法書士:水田和男 氏を、「測量・境界・表題登記・地目変更についての難解事例」について、講師に 土地家屋調査士:江原公平 氏をお招きしました。

建物明渡訴訟については、賃貸借終了原因が債務不履行であっても、借地借家法により借主保護の観点から賃借人の背信性が認められるケースは少なく、賃貸借期間満了についても、賃貸人が更新拒絶の通知をした場合は正当事由が必要であるが、これは裁判官が総合して判断するため、訴訟となれば明渡は賃貸人にとって容易でなく、入居審査の段階で十分留意することの重要性を再認識しました。

境界測量については、トラブルに巻き込まれない為の事前調査が重要で、第一に売主,買主の意思確認、他に法務局,市町村,現地での調査が必要不可欠であり、表題登記,地目変更についても、井笠地区での事例を挙げて解説いただきました。

今回の研修会では、日々の業務の中で遭遇するであろう事案をお話いただき、大変有意義な研修となりました。

また、今後の研修内容、講師についてご意見・ご要望がございましたら支部事務局までご連絡下さい。

【研修風景】